北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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旭山動物園わくわく日記

全国的な人気を呼ぶ旭川市旭山動物園の話題やイベント、裏話などを紹介します。 旭山動物園ガイドとしてもお楽しみいただけます。 2020年3月までの記事はこちら


エゾリス*夏から冬 装い移ろう時期

 東門に近い「北海道小動物コーナー」の一角にある飼育舎。昨年6月に生まれたエゾリス2匹(いずれも雄)がせわしなく動き回りつつ、時折フェンスの前で立ち止まって、あたかも周囲の様子を確認するかのようなしぐさを見せる。

 「えさをくれる私が来ているので、激しく動き回っているのでしょう」と飼育担当の桜井結夢(ゆあ)さん(28)は笑う。

 体重は2匹とも400グラムほど。雑食で、ヒマワリやカボチャなどの種、コマツナといった葉もの、たまにゆで卵や園内で採取したヤマグワの実なども与えている。「シマリスとは違って『頰袋』がないので、ぷっくりと膨らむほどまでえさを頰張ることはありません」

 昼行性で、日の出とともに起きて、早寝する。「夏の閉園時間(午後5時15分)前に寝てしまうこともある。冬場はさらに早く、午後1時ぐらいということもある」。冬眠しないが、冬場は夏場に比べると活動量が減るという。

 喉元から腹部にかけては年間を通して白い毛が生えているが、背中側や脚、尻尾は夏場は茶色が濃くなり、冬場は灰色っぽい毛に変わる。夏毛から冬毛への換毛は10~11月ぐらい。太く見える尻尾も長い毛が生えているだけで、実際は細い。冬場は耳に長い毛「房毛」が生えるため、耳が伸びたようにも見える。

 夏から冬へ。エゾリスたちの装いや生活も移ろいゆく時期だ。北海道内には平地から森林地帯まで広く分布するエゾリスだが、「一般になじみ深い動物であっても、どのような生態なのか、間近に確認できる機会はなかなかない」と桜井さん。「だからこそ、ここに来て観察してほしい」と訴えている。
(弓場敬夫)

 

【写真説明】飼育舎のフェンス越しに周囲の様子をうかがうようなしぐさを見せるエゾリス(打田達也撮影)

(2026年09月21日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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