北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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旭山動物園わくわく日記

全国的な人気を呼ぶ旭川市旭山動物園の話題やイベント、裏話などを紹介します。 旭山動物園ガイドとしてもお楽しみいただけます。 2020年3月までの記事はこちら


クモザル*高所に餌 樹上生活見やすく

 しっぽで木からぶら下がる様子が、糸を垂らしてぶら下がるクモに似ていることから名付けられたクモザル。しっぽを手足のように使い、器用に柱に巻き付けて動く。旭山動物園は、北海道内で唯一クモザルを見ることができる場所だ。

 野生では5~10頭ほどの群れを作るという。同園では2頭が群れとして生活している。ハープ(雄、22歳)は積極的な性格で、チャコ(雌、26歳)はマイペース。ハープが優位のため、好物のバナナをチャコが独り占めしていると、ハープが怒ることもしばしばある。

 2頭がけんかすることは少なくないが、引き離すことはほとんどしない。クモザルの飼育を担当する高橋ひなさん(27)は「2頭はどれだけもめても、相手がいないと寂しがって、大声で鳴いたり、柵越しに寄り添い合ったりする。引き離すことで、かえって関係が悪化することもある」と説明する。けんかはしても、お互いが安心して暮らしていくための大事な存在なのだろう。

 2頭が暮らす「くもざる・かぴばら館」では従来、カピバラと同時に展示していたが、高齢なカピバラの体調悪化などを理由に、別々に展示するようになった。野生では樹上で生活するクモザルも、園で警戒する相手がいなくなると、地面で昼寝するなど地上で行動することも増えたという。

 ただ、4月から屋外展示場の高い位置に餌かごを設置すると、2頭は高いところにある柱にしっぽで器用にぶら下がって餌を食べ始めた。

 高橋さんは「樹上生活の様子が観察しやすくなった。しっぽや手など、他のサルとの違いを見比べてみて」と呼びかけている。(高橋沙希)

 

【写真説明】しっぽでぶら下がりながら餌を食べるクモザル
(2026年08月15日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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