北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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旭山動物園わくわく日記

全国的な人気を呼ぶ旭川市旭山動物園の話題やイベント、裏話などを紹介します。 旭山動物園ガイドとしてもお楽しみいただけます。 2020年3月までの記事はこちら


ゴマフアザラシ「きなこ」*離乳後 魚食べるまで苦戦


飼育員が近づくと顔を上げて餌をねだる「きなこ」

 

 ゴマフアザラシの赤ちゃんを見たことはありますか? 旭山動物園では3月に赤ちゃん「きなこ」が生まれ、今ではあざらし館の人気者です。

 ゴマフアザラシは2月~3月に出産し、生まれたばかりの赤ちゃんは真っ白な毛で覆われています。ミルクを飲むのは3週間ほど、その後は魚を食べるようになるまで何も食べずに過ごします。母乳の栄養価が高く、3週間で体重は生まれた時の3倍近くにもなり、離乳してから約1カ月は蓄えた栄養だけで生活します。

 旭山動物園の赤ちゃんは、ラッキー(雄)と麦(雌)の間に生まれました。麦は初めての出産でしたが、とてもいいお母さんで、常に子を見守る様子が見られました。生後3日目にはプールを泳ぎまわり、麦が付き添う姿が見られたので飼育員も安心して見守ることができました。

 生後3週間がたつ前に離乳をしましたが、魚を食べるようになるまでなんと43日もかかりました。1カ月を過ぎると、さすがに飼育員も心配になり、いろいろな魚を試してみたり、切ってみたり、泳がせてみたりと工夫をしましたが、魚を餌だと思ってもらえず苦戦しました。

 一度魚を食べ始めると、飼育員の姿を見るだけで声を上げて餌をねだるようになり、今では1日2キロ前後の魚を食べています。

 現在は、健康チェックができるようにトレーニングを進めています。餌の時間にトレーニングを行っているので、見かけた際には温かく見守ってくださいね。

 あざらし館に増えた新しい仲間は、ゴマフアザラシだけではありません。

 館内水槽にオオカミウオが新入りしました! 迫力満点の顔つきは見ものです。ぜひ、館内のオオカミウオにも会いに来てください。(獣医師・あざらし館担当 篠原明)

 


生後間もない「きなこ」(右)。真っ白な毛で覆われている

(2026年07月06日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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