北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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味めぐり

上川管内の飲食店の自慢の1品を写真とともに紹介します。 2020年3月までの記事はこちら


ホルモン、サガリ*居酒屋がんび本店=旭川市豊岡8の4

肉やわらか タレ香ばしく

 1971年開店。いずれも道産豚を使う「ホルモン」(450円)と「サガリ」(550円)が、変わらぬ看板メニューだ。丁寧な仕込みが引き出す肉のやわらかさと、七輪の炭火で香ばしくなるしょうゆ味のタレで、思わずビールも箸も進む。

 今も週3日ほどカウンターに立つオーナーの早川直瀬さん(86)が創業し、息子の直久さん(53)が店長を務める。「がんび」は、シラカバの皮を意味する北海道の言葉。よく燃えてストーブのたき付けに使っていたことから、「冬でもたくましく生きる」という意味も込めた。実際、店前に飾る高さ3・6メートルの大ちょうちんには、明かりが少なかった半世紀前の吹雪の冬、「赤ちょうちんが目印になり家が分かった」という客がいたとの逸話もある。

 肉は「ヒゾウ」「上ガツ」など約10種類。このほか焼き鳥や焼き魚、「特製いくら丼」などといった居酒屋メニューも豊富だ。(後藤耕作)

 ◇営業時間 午後5時~10時。木曜定休。電話0166・32・2809。
【写真説明】白がホルモン、赤がサガリ
(2024年02月29日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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