北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

味めぐり

上川管内の飲食店の自慢の1品を写真とともに紹介します。 2020年3月までの記事はこちら


ふんわりパンケーキ*珈琲亭ちろる=旭川市3の8

とろけるような食感 絶妙

 「銅板焼きふわふわリコッタパンケーキ」(千円)は、口に入れた瞬間とろけるような食感が絶妙だ。マネジャーの宮崎慶太郎さん(47)は「作り手の技術が試されるこだわりの一品です」と話す。

 注文が入ってからメレンゲを立て、15~20分かけてじっくり焼き上げる。生地には濃厚な味わいが特徴の比布町産の卵を使用。皿に添えられた手作りのハニーナッツバターや、生クリーム、メイプルシロップを加えれば、口に運ぶたび味の変化が楽しめる。

 旭川市出身の小説家三浦綾子さんのデビュー作「氷点」にも登場する同店は1939年(昭和14年)に創業。2011年に建物と店名を引き継いで再スタートを切った。

 パンケーキは「コーヒーの香りを邪魔しないスイーツを」と7年ほど前にメニューに加わったもの。注文の際は、三つの焙煎(ばいせん)度合いから選ぶ「ブレンドコーヒー」とのセット(1300円)がおすすめだ。宮崎さんは「コーヒーの香り次第で無数の楽しみ方ができる」と語る。(渡辺愛梨)

 ◇営業時間 午前10時~午後5時。パンケーキの注文は午後4時まで。日曜定休。電話0166・26・7788。
(2023年10月5日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


GO TOP