北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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味めぐり

上川管内の飲食店の自慢の1品を写真とともに紹介します。 2020年3月までの記事はこちら


きなこわらび餅*美瑛茶房=美瑛町中町1

地場の大豆 手軽においしく

 もちっと柔らかい食感の餅に、甘く、極限まで細かく製粉されたきな粉がまぶされた「美瑛きなこわらび餅」(500円)。美瑛産大豆「ユキホマレ」の香りと味わいが観光客や町民に楽しまれている。

 店のオーナーで、町内でピザ店「iL coVo(イルコーヴォ)」を営む武部輝久さん(52)が、4月に開業した店の一押し商品だ。美瑛産の小麦やジャガイモなどと比べると、主要作物である大豆を手軽に味わえる飲食店が町内に少ないため、「もっと町の大豆のおいしさを知ってほしい」と提供する。

 きな粉は京都の製粉所で加工した。ほかにも「美瑛きな粉黒糖ミルク」(600円)や、アイスやヨーグルトにも合う「美瑛きなこ蜜」(1300円)に使っている。

 武部さんは「大豆はタンパク質やミネラル分も豊富。町の経済だけでなく、景観を支える町の食材の味に親しんでほしい」と話している。
(山中悠介)

 ◇営業時間 午前11時~午後6時。水、木曜は定休。問い合わせは電話080・3368・6793へ。
(2023年7月2日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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