北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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まちなかショールーム


まちなかショールーム 第2回 USAGIYA

プラン・ド・ハウス ×
USAGIYA

 

老舗お茶屋さんをルーツに持つUSAGIYA旭川本店さんでは、
旭川家具の中でも珍しい折りたたみ椅子に触れることができます。

この椅子、折りたたみだからと侮ることなかれ。
驚くほど安定した座り心地なんです。

今回はこの椅子と老舗お茶屋さんの出会いからお伝えします。

 

旭川家具を使いたい人と
使って欲しい人の思い

FOLDING CHAIRを製作した
エフ・ドライブデザインの木田代表は
一般家庭や店舗に旭川家具を
使用しているところが少ないと感じ、
旭川家具をもっと手頃なお値段で提供し、
たくさんの人に使って欲しいという思いがあったそうです。

USAGIYA代表の吉川氏は、開店の際に
地元である旭川の家具を使用したいという
思いはあったものの、費用面がネックになっていたところ、
比較的安価なこちらの椅子を紹介してもらいました。
まさに両者の思いが一致しました。

 

テーブルはアイスプロジェクト製作による特注品。
吉川代表の地元・旭川への愛情とこだわりが感じられます。

機能 × カタチ × 価格

比較的安価とはいえ、品質は旭川家具ブランド。
妥協なく座り心地を求める図案倶楽部デザイナー
中井啓二郎氏により、
計算された座面のカーブと背もたれの腰の当たりが、
安定した座り心地を実現しています。
また、店内でイベント等を行うこともあり、
移動や収納は折りたたみできる機能性が強みを発揮します。

 

購入をきっかけに新たなコラボレーション

同店ではライフスタイルの変化に合わせて、
急須と茶葉ではなく、ボトルとティーバッグで
本格的な日本茶を手軽に楽しむ新しいお茶との付き合い方が人気です。
この椅子の購入をきっかけに、製作している木田代表が来店。
話をしているうちに、椅子の背もたれに使用している
合皮の端切れを何かに活用できないかというところから、
そのボトルのケースとして加工販売するという
コラボレーションが生まれました。

 

「パブリックな茶の間」を目指して

USAGIYA代表の吉川さんは、
日本茶の役割は人と人を繋いでいるものだと語ります。
以前は各家庭の居間の真ん中に急須があり、
家族がそこに集まってお茶を飲みながら
色々な話をしていました。
今は時代の変化でライフスタイルも変わりましたが、
お茶の役割を時代の変化に合わせると、
地域を繋ぐ存在としてお店がみんなの「茶の間」として
地域を繋ぐことができるのではないかと、
新しいお茶との付き合い方を提案しています。

30日間1,000円の定額で15種類から
お好きなお茶を何度でも汲みに来ることが
できるサービスは若年層にも人気です。

毎日の生活にお茶を取り入れ、
地域の茶の間空間で、ゆっくりしたひと時を過ごしてみては?

 

USAGIYA旭川本店

住   所: 旭川市1条通10丁目160番地2

営業時間: 平日10:00〜19:00 土日祝10:00〜17:00
電   話: 0166−26−6111
定  休  日: 夏季・冬季休業有
駐  車  場: 4台

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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