北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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まちなかショールーム


第17回まちなかショールーム  コサイン 匠工芸 × 独酌 三四郎

コサイン 匠工芸 × 独酌 三四郎

 

夜の賑わう3・6街から少し離れた場所に、地元の方から愛され続ける名店「独酌 三四郎」があります。静かな店内から聞こえてくるのは、パチパチと弾ける炭火の音と、常連さんの話し声。このお店を続けてこられたご夫婦が、カウンターで使っていたのは旭川家具の椅子たちでした。

 

 

長く使える家具だからこそ

店主である女将さんと、今は亡きおやじさんが使われていた椅子は、旭川家具メーカーで作られたもの。匠工芸の「パロットチェア」(写真奥)は黙々と炭焼きをするおやじさんが立ち仕事で疲れた時に少し腰掛けるのにちょうど良い形。現在は女将さんがご自宅で使っているそうです。そして今も女将さんがカウンターで座る時に使っている「マインスツール」(写真前)はコサインの人気No.1商品。「20年以上使っているけど全く壊れる様子もないし、今ではなくてはならない存在で、もう体の一部みたいになっています」とお話しくださいました。

 

 

創業から変わらない味と、女将さんの優しさが詰まったメニュー

創業75年の歴史が醸し出す独特の雰囲気の店内。手書きのメニュー表のほか、箸袋にも全て手書きの文字が書かれています。創業当時からあるメニューの「新子焼き」や「うなぎの蒲焼き」は絶品。そのほか、女将さんの愛情がたっぷり感じられる優しい味わいの「おかみ旬の盆」も看板メニューの一つ。地域のものを使いたいとの思いから、その季節に採れた野菜がたっぷり入っていて、是非とも注文したいメニューです。

 

 

 

家具もまちも次の世代へつなげていけるような意識づくりを

女将さんは「旭川家具は高級品だけど、良いものは長く使うことができるので実はそんなに高くないんです。ただ、若い時にはそれに気付きにくかったり、分かっていてもなかなか手が出ないもの。日常的に使うものだからこそ、普通の人が手の届くものづくりやまちづくりをしてほしい」との思いをお話しいただきました。長く使える旭川家具だからこそ、愛着が湧き、思いをつなげて残すことができることを改めて教えていただきました。

 

 

名  称: 独酌 三四郎

所 在 地: 旭川市2条通5丁目左7号

営業時間: 17:00~22:30 (L.O.22:00)

定休日:日・祝日・年末・年始

連絡先:0166-22-6751

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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