粗挽きハンバーグカレー＊ＣＯＣＯＫＡＲＡ（ココカラ）＝旭川市宮下通７

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心身温まる懐かしの味

　
　黒色のカレールーの中に潜むのは、牛豚鶏の３種を合わせたハンバーグ。香辛料をじっくり炒め、３日寝かせたルーに、柔らかな口当たりのハンバーグのうま味がぴたりとはまる。
　粗挽（び）きハンバーグカレー（９８０円）は、昨年６月、旭川駅前ビルの地下１階にオープンしたコミュニティースペースＣＯＣＯＫＡＲＡ（ココカラ）で食べられる。２年前に閉店した旭川市西神楽のカフェ＆レストラン「タイムトンネル」の店主、故浦洋一さんが３０年かけて作り上げたカレーを、妻の久美さん（５２）が受け継ぎ提供する。
　冬は体が温まるショウガなど、季節ごとに隠し味を加える。タイムトンネルのカレーが復活したと聞き、訪れる人も多く「これこれ、という風に、うなずいて食べてもらえるのがうれしい」と久美さん。初めての人にも温かくどこか懐かしい味だ。
（山中いずみ）
　◇営業時間　午前１１時～午後３時（ラストオーダーは午後２時半）。水、木曜定休。（電）０１６６・５６・４５９８。

（２０２１年１月２１日掲載）

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。