北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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道北企業探訪


ななかまど編集部が行く!道北企業探訪 モダグループ

プロフィール
モダグループ

ガソリン・灯油の販売等を行う「茂田石油株式会社」、自動車リサイクルや車買取・中古部品販売を行う「モダオート」、車検・整備・鈑金の「メカ・ドック」、各種保険取扱の「モダ保険」、LPガス・石油製品販売の「モダガス株式会社」、建物解体や各種廃棄物処理を行う「旭星クリーン株式会社」、一般貨物自動車運送業の「旭星運輸株式会社」、油汚染土壌処理の「エコソイルテクノ株式会社」、不動産買取・媒介を行う「モダ土地建物株式会社」、鍼灸訪問マッサージをする「からだ元気治療院」から成る。


ガソリンスタンド・車検・整備は事業の大きな柱の一つ

 

暮らしに無くてはならない分野でチャレンジを続けて60年

 

モダグループは今年3月で創業60周年を迎えました。率直な感想をお聞かせください。
祖父が、山から原木を製材所まで運び出す運送業を始めたのが当グループの原点です。その後、運送事業に関連する分野に業務を拡大し、こうして60周年を迎えられたことは、お客さまや取引先をはじめ、社員や諸先輩方、たくさんの人に支えていただいたからこそ。ただただ感謝しかありません。

 

グループの事業内容は非常に多岐にわたります。きっかけは何だったのでしょうか。
運送業時代、自家用トラックのために給油所を作ったのですが、昼間は稼働していなく遊ばせておくのはもったいない、と。そこで一般のガソリンスタンドと兼用にして、お客さまに「適正価格」での販売を始めたところ、給油待ちで行列できるほど大変評判になりました。それが大きな契機となりましたね。


事業が異なる部署間でもコミュニケーションは円滑

 

さらに木材輸送から産廃収集業に転換したことが、今の環境事業全般につながっています。
木材リサイクルで燃料チップを生産し、化石燃料の使用削減に貢献しているほか、発泡スチロールからプラスチックインゴットをつくり、プラスチック製品の原料として再利用されています。中古車販売やリサイクルパーツの生産などで自動車のリサイクルも進めており、持続可能な社会づくり(SDGs)に貢献できればと思っています。

 

平成30年の北海道胆振東部地震の全域停電の際は「無制限給油」を実施されるなど、エネルギー供給事業者として人々の生活を支えようとする姿勢が感じられました。
弊社が営業をさせていただいているのは、地域の皆さまのご支援があってのことですから、いろいろな形で少しでも恩返しができればという思いを常に持っています。例えば、身近で簡単にできる社会貢献ということで地域のごみ拾いや各種寄付活動などは積極的に行っています。高速道路の降り口から交差点までの歩道が汚く、旭川を訪れる人に申し訳ないと感じたことからごみ拾いを始めたこともありました。


環境保全活動や社会貢献などを積極的に行う

 

そうした企業風土や理念を受け継ぎ発展させていくにあたって、人材育成をどう進めていますか。
企業にとって守らなければならない部分を徹底して身につけようということで、「コンプライアンスカード」をスタッフ全員に配り、朝礼時に読み上げています。また、社会人は学生時代以上に勉強が大切です。入社していただいたみなさんには、業務に則した講習のほか、中堅社員のための管理者研修等を開催し、一人ひとりがステップアップしていけるよう努めています。特に、産廃に関しては法律が頻繁に変わりますから、定期的に講師を招いてみんなで一生懸命勉強しています。

 

最後に、今後の抱負をお願いします。
これまではエネルギー・リサイクルに関連する事業で枝葉を広げてきましたが、今後は全く異なるジャンルも視野に入れてチャレンジしていきたいです。若いスタッフにはどんどんやりたいことをやっていってほしいですね。

【話し手】モダグループ 代表取締役社長 茂田貴範

 



社会貢献の一環として小学生の職場見学受け入れも

 

 

[取材協力]
モダグループ
本部(茂田石油株式会社)
旭川市住吉4条2丁目8番13号
0166-51-8811

ガソリンスタンド、灯油宅配、車検・整備・鈑金、車・資源リサイクル、保険、不動産業など幅広い事業を手掛け、市民の暮らしをさまざまな場面で支え続けている。
詳しくはこちら

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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