北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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サラリーマンのつぶやき

サラリーマンが、ぼそっとつぶやきます。


サラリーマンのつぶやき 63言目

 定年退職したかつてのお客さんから近況報告のメールが届きました。5年前に奥様を亡くされ一人暮らしをされています。「寂しさが身に応え、どうにもなりません」とありました。現役時代は猛烈に仕事をこなし、酒、ゴルフ、麻雀などの遊びも精力的にこなす多趣味な人でした。
 
 もちろん奥様に先立たれたショックは大きいと思います。それでも、前を向いて歩きだす人だと思っていたので、文面からは別人のように感じました。現役時代の活躍は奥様の内助の功があったからこそでしょう。家庭での時間もあまりなかったはず。お気持ちを察すると私も切なくなってきます。
  
 ところで、最近の女性蔑視発言問題。常々私は世の中を動かしているのは女性だと思っています。夫婦の在り方が多様性の時代になっているので、一概には言えませんが、かつては夫が外で仕事が出来るのは、大抵妻が家庭を支え働きやすい環境を作り出していたから。それで結果的に良い仕事ができて、ひいては社会に貢献されるわけですから。実は私自身も昨日会社で嫌な事があり、妻はそれを察知してか今朝は玄関まで見送ってくれて笑顔で送り出してくれました。ほっこりするのと同時に、そのせいか朝からバリバリ仕事ができました。妻への感謝を感じるとともに、女性のチカラは大きくて、結局は社会を動かしているよなぁと改めて実感しました。
 
 今日でこのコラムも終了です。5年間ありがとうございました。またいつか・・・。

 

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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