旭山動物園わくわく日記
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アミメキリン「あさひ」*前両脚に障害 懸命に生きる

きりん舎の放飼場をゆっくりと歩くアミメキリンの「あさひ」(雄、5歳)。身長は4メートルほどあるが、放飼場は餌を食べる時に頭部が来園者に近づくように考えられた構造なので、キリンらしい柔和な表情がよく見える。
2020年に父「ゲンキ」と母「結(ゆい)」の子として旭山動物園で生まれたあさひ。22年に結が不慮の事故で死に、昨年8月にゲンキが立てなくなったことによる循環不全で死んだため、現在は園で唯一のキリンだ。
飼育を担当する畠山淳さん(52)は「ゲンキがいなくなってからしばらくは、さびしそうにしていました」と振り返る。
時折、口をもぐもぐさせている。キリンは一度食べた物を口に戻し、再びそしゃくして飲み込むことを繰り返す「反すう動物」だ。首が長い分、四つあるうちの2番目の胃と口を食べ物が往復するのが分かる。1日当たり干し草6キロ、草食動物用ペレット4キロを食べている。
よく見ていると、あさひの歩き方はどことなくぎこちない感じがする。畠山さんは「生まれながらに脚に障害がある」と説明する。前両脚の関節が変形しているため、年齢の割に脚の長さも伸びていないという。
「4本の脚に体重が平均してかからないので、ひづめの伸び方もおかしい」と畠山さん。通常ならひづめを削る必要はないが、あさひは週に1回ほど餌で飼育舎の横にあるフェンス近くに呼び寄せて、少しずつひづめを削っている。
畠山さんは「懸命に生きている姿を見てほしい」と訴える。(弓場敬夫)
【写真説明】アミメキリンの「あさひ」。脚の運びがぎこちなく見える
(2026年06月22日掲載)
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