北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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味めぐり

上川管内の飲食店の自慢の1品を写真とともに紹介します。 2020年3月までの記事はこちら


美瑛豚せいろ*美瑛まる八蕎麦=美瑛町美田第3

地元づくし 農家や観光客に人気

 ズズっとそばをすするとさわやかなソバとカツオだしの優しい香りがふわり。汁の豚肉をかむと、もっちりジューシーな味わいだ。町産のソバと豚肉を使った「美瑛豚せいろ」(1100円)。美瑛づくしの味が、地元の農家や観光客の人気を集めている。

 店は、丘陵地帯の広がる町内のソバ畑(約70ヘクタール)を有する美瑛マル八ファームが2022年11月に開業した。自社農園産のソバは味わいが濃いことで知られる「キタミツキ」を使用している。

 ソバの栽培では肥料にもこだわる。化成肥料ではなく、鶏ふんを使用することで粘り気や甘みが強いのが特徴という。

 もりそば(700円)、とろろそば(800円)のほか、6月ごろまでの期間限定で自社農園産アスパラガスを使った「アスパラ天そば」(1200円)もある。店長の河地由紀さん(53)は「こだわりの美瑛ソバの味を知ってもらいたい」と話した。(山中悠介)
◇営業時間 午前11時~午後2時。水曜定休。電話0166・92・0008
(2024年05月23日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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