サラリーマンのつぶやき　62言目

　サラリーマンにとって「出世」という課題があれば、努力を重ねるのは当然ですし、結果が出れば喜ばしい事です。

　しかし、最近は出世したくない人が増えています。管理職になって、責任も時間も負担となるくらいなら、家族や友人、趣味に時間を使うほうが良いという考え方のようです。確かにそうかもしれません。予算の管理、人事査定、会議など現場仕事から比較すると、楽しい仕事はありません。

　また思う通りに部下が動かない、結果も出ないと上司から叱咤が飛びます。さらに部下と上司に挟まれて…なんて確かに面倒です。私は人間ができていないので、何度か「勝手にしろ！」と言ったこともあるし、投げ出しそうになった事もあります。でも、投げ出したら全て終わり。この程度の人間関係を改善できないという事は、自分の能力が低いという事に気づきました。色々な上司・部下がいます。ウマが合う上司、尊敬できる上司、痒い所に手が届く部下。逆に、全く尊敬に値しない上司、与えられた課題を出来ない理由から述べる部下。千差万別です。でも、そんな上司・部下と上手に付き合っていくのが管理職。そう考えると、やはり大変だし面倒だし、なりたくないと考えるのも当然かも。でも、自分の中で映画監督になったつもりで、上司と部下という出演者をうまく演出し、結果が出せた時は感動です。

　だから、今の若手サラリーマン達にも是非管理職を目指してほしいのですが、やはりプライベートを優先したいかな？

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