ちょっと骨のある話
納豆の効率的な食べ方は?
Q.納豆の効率的な食べ方は?
①食べる前に( )に戻す
②タレをいれるのは( )てから
③( )ご飯にはのせない
コロナ禍で高齢者が外出を控え、体を動かしたり、人と会う機会が減り、「コロナフレイル」が心配されています。フレイルとは「筋力や気力が低下して、介護が必要になる一歩手前の状態」を指します。
フレイルは次の3つに分類できます。一つは筋肉フレイル。加齢で筋肉が衰えて運動能力が低下します。二つ目は口腔フレイル。口周りの筋肉が衰えて、噛む、飲み込むなどの力が弱まり、誤嚥性肺炎の原因にもなります。三つ目は社会的フレイル。外出を控え、人間関係が希薄になり、脳や心の機能が衰えます。
筋肉フレイルを「指輪っかテスト」でチェックしましょう。ふくらはぎの一番太い部分を、両手の親指と人差し指で囲んでください。届かないなら安心、指にすき間ができたら危険信号です。
下半身の筋力を付けるにはスクワットなどの運動が有効ですが、食生活も大切です。筋肉のもととなるタンパク質を多く取りましょう。
長く日本人のタンパク質摂取を支えて伝統食の納豆。その納豆の効率的な食べ方が、今月のクイズの答えです。
①食べるのは常温に戻してから。低温で眠っていた納豆菌が目覚めて活動を始めます。
②タレや薬味を入れるのは、よくかき混ぜてから。粘りが、胃酸から納豆キナーゼを守ります。
③熱いご飯にのせるのはNG!ご飯の熱でも死んでしまう納豆菌があるそうです。
さて、早いもので今年も一カ月を過ぎようとしています。皆さん、コロナに負けず元気で乗り切りましょう。
合同会社 颯葬 代表 森 裕子さん
終活相談ネットワーク主宰。札幌消費者協会「イキイキ終活研究会」副代表、北海道消費者協会非常勤講師を務める。
【制作協力】 合同会社 颯葬(さっそう)
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