北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


急斜面 息切らし駆ける*比布でヒルクライム 512人挑戦 (10/19)

 【比布】スキー場の斜面を駆け上がるヒルクライムレース「ピップ1000(ワンサウザンド)」が10月18日、ぴっぷスキー場で初めて開かれた。旭川や札幌など道内各地から512人が参加し、全長約千メートル、最大斜度30度のコースに挑んだ。(山口真理絵)
 町と町教委の主催。閑散期のスキー場を活用し、町内の温浴施設などに立ち寄ってもらう経済効果も期待して企画した。個人、3人一組でリレー形式の団体、タイムを競わないファンランの3部門で、年齢・性別ごとに計18種目を設けた。レースは隣町の和寒町と共同開催し、一部の種目では、9月に和寒町の東山スキー場で開かれた「ヒガシヤマ500」のタイムを合計して順位を決めた。
 参加者は、家族や友人ら観客の声援を受けながらスタート。序盤は軽快な足取りで駆け上がっていたが、中盤以降の急勾配で息が上がり、歩いて登る人の姿もみられた。
 参加した札幌市西区の小学5年生中川紗那さん(10)は「思ったより坂がきつくて、息がしづらかったけど、完走できてうれしい」と笑顔。比布町の宮武秀夫さん(62)は「マラソン大会とは全く別物で、とても苦しかった。ゴールした時は達成感で気持ちよかった」と汗をぬぐった。

【写真説明】苦しそうな表情で急斜面を登る参加者たち(西野正史撮影)
(2020年10月19日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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