北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


勉強+ご飯 居場所つくり50回*小中生見守り 旭教大生ら「えんぴつとはし」


13日に節目 参加学生増へ発信強化

 北海道教育大旭川校で行われている地域貢献活動「えんぴつとはし」が13日、50回目を迎える。学習して夕食を楽しむ「居場所」を小中学生に提供する取り組みで、2023年11月のスタートから延べ2814人を受け入れた。同大教員有志と共に運営に当たる学生ボランティアは「さらに多くの子どもたちに来てほしい」と張り切っている。

 49回目の6月22日。午後4時、学生食堂に小中学生75人が集まり、31人の大学生が迎え入れた。

 子どもたちは学年ごとにテーブルにつき、宿題や持参した問題集に1時間ほど向き合った。ある小学6年生は「日本国憲法の3原則について大学生に質問できた」と満足そうだった。

 続いて夕食。並んだ5種類の弁当は支援事業者からの提供か、寄付金で購入したもの。一番人気はカツカレーだった。

 活動は参加無料、人数無制限で月2回ペース。団体・企業や個人の寄付で費用をまかない、市内の小中学校を通じて参加を呼びかけている。

 活動を発案した高橋一将准教授(40)は「支援者、子ども、学生、教員。誰かがさじを投げたら終わってしまう。すべての人に感謝」と語る。

 中でも、じかに子どもと接する学生ボランティアの役割は大きい。教員志望者ら100人ほどが登録している。毎回10~30人、これまでに延べ931人が参加した。

 山形県出身の渡辺仁胡さん(3年)は高校時代にホームページで活動を知り「趣旨に共感し、大学を選ぶ理由の一つになった」と振り返る。

 教員養成大学でも子どもと接する機会は意外に少なく、活動は学生にとっても学びの場だという。倉島朋大さん(2年)は、その日担当するテーブルを小さな教室に見立て、「自分の空気づくりが試される、貴重な機会」ととらえている。

 最近では支援者の医師や農業者を招いて話をしてもらう企画も始めた。学生代表の田中双菜(そな)さん(4年)は「学生や大人と関わることで視野を広げてほしい」と望む。より多くの子どもを受け入れるには学生の仲間を増やす必要がある。交流サイト(SNS)発信を強化し、さらに活動の輪を広げる考えだ。(細川智子)

 

【写真説明】北海道教育大旭川校の食堂に集まった小学生。学生ボランティア(左)に見守られ、思い思いに勉強する(伊丹恒撮影)
(2026年07月11日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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