北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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味めぐり

上川管内の飲食店の自慢の1品を写真とともに紹介します。 2020年3月までの記事はこちら


黒糖わらび餅*もち処一久 大福堂旭川本店=旭川市旭町2の3

深いコク きな粉にマッチ

 「涼を呼ぶ夏の定番商品です」。6月~9月前半の夏季限定で販売している和菓子について、取締役久木佐知子さん(60)はこう語る。創業100年近い歴史を誇る大福堂の商品の中でも特に、老若男女問わず根強いファンを持つ。
 1パック250グラム入り465円。滑らかな舌触りが楽しめるわらび餅には、深いコクと甘みが特徴の沖縄県産黒糖が練り込まれ、香ばしいきな粉とマッチして豊かな味わいを生み出す。その日に並ぶのは30パックほどで、売り切れる日も珍しくない。
 商品開発は約20年前。当時、「夏に喜ばれるお菓子」をテーマに、店舗を展開する旭川と札幌の若手職人がアイデアを出し合い、試行錯誤の末、完成した。
 常温保存可能だが、冷やして食べるのがおすすめという。久木さんは「よりすっきりとした味わいが楽しめると同時に、涼しさを感じられる」とPRする。(前田健太)
 ◇営業時間 午前9時~午後6時。正月は休み。(電)0166・51・1932。

(2020年7月30日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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