北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


水中にかれんミズバショウ*雪解けの旭岳山麓(5/28掲載)

 

 【東川】雪解けが進む大雪山系旭岳の山麓でミズバショウが水中で花開き、遅い春の訪れを告げている。
 「水中花」が咲く池は、旭岳温泉街にほど近いクロスカントリーコース沿いにあり、例年5月中旬から6月上旬にかけて周囲の雪解け水が流れ込んでできる。5月26日現在、池は幅5~10メートル、奥行き60メートルほどの大きさで、水深30~50センチの水中に10株ほどのミズバショウが点在している。
 旭岳ビジターセンターによると「春先の低温の影響で今年の雪解けは遅れているが、例年6月末には水が干上がりなくなる」という。期間限定の水中花が咲く一帯はヒグマの生息地。同センターは「単独行動は避け、鈴などの鳴り物の携帯を」と呼び掛けている。(打田達也、写真も)

 

【写真説明】水深30センチほどの水中で花を咲かせるミズバショウ。水鏡のような水面にもかれんな姿が浮かび上がる=26日

(2020年5月28日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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