北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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動物と、人と、しあわせと。

獣医師、動物看護師、しつけインストラクター、動物病院従事者が中心となって、専門的視点に立って、人と動物の愛を護る活動をするNPO手と手の森と旭川市動物愛護センター『あにまある』からお届けする動物と人とのお話です。


Vol.52 つけていますか?迷子札

 

先日、どうぶつ病院の前で迷子の柴犬さんを保護しました。「君の名前は?どこから来たの?」残念ながら答えは返ってこず、代わりに嬉しそうにしっぽを振るだけ…その子は首輪もリードもついていませんでした。現在公共機関に届け出を出し、元の飼い主さんが迎えにきてくれるのを待っている状態です。

 

もしもお家のペットが、何かの拍子で迷子になってしまった時の事を想像した事はありますか?散歩中に、誤って離れてしまった。ドアが開いた拍子に玄関から出てしまった。思いもよらない時に迷子になってしまう事があります。

 

ペットが保護され、名前と電話番号がついた迷子札をつけていれば、無事に家に帰ってくることができます。せっかく保護されても飼い主がわからなければ連絡する事も出来ず、飼い主不明として、最悪処分の対象になってしまいます。

 

狂犬病予防接種で登録時にもらう犬の鑑札も役立ちます。鑑札は法律で犬に装着しなければいけない事をご存じでしょうか?鑑札番号はその子だけの番号であり、すぐに飼い主がわかるようになっています。さらに、マイクロチップ(皮下に埋めるICチップ)があると首輪がはずれても飼い主を識別することができます。

 

もしもの事を想定し、大事なペットを守る為、ワンちゃん、猫ちゃんの名刺として、迷子札やマイクロチップをつける事をお勧めします。

 

協力:緑の森どうぶつ病院

旭川市旭神3条2丁目
TEL 0166-60–5866

https://midorino-mori.jp

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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