北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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動物と、人と、しあわせと。

獣医師、動物看護師、しつけインストラクター、動物病院従事者が中心となって、専門的視点に立って、人と動物の愛を護る活動をするNPO手と手の森と旭川市動物愛護センター『あにまある』からお届けする動物と人とのお話です。


vol.082 パピートレーニングに大切なことを誤解していませんか?

 

 子犬にとって社会化は最重要ですが、実は「咬みつき抑制」を同時進行で行わなければ子犬の時期のじゃれ咬みが本気咬みになり、それがいつか深刻な問題になってしまうことがあるのをご存知でしょうか?

 

 また「子犬同士で遊ばせる・ご挨拶をさせる」これに関しては細心の注意を払うことが必要です。なぜなら興奮が高くなれば、犬の気持ちはものすごい速さで変わってしまい、喜びから怒りに一瞬で変わるからです。つまり感情が遊びから捕食本能に変わる瞬間に犬を止めなければ、よい経験ではなく悪い経験をさせることになってしまうのです。

 

 飼い主にとって、自分のうちの子が他の犬と仲良く走り回っている姿はとても微笑ましく幸せな風景かもしれませんね。しかし重要なのは家族と一緒にいることや遊ぶことが一番と犬が思うことです。またどんな犬とも仲良くなれることが目標ではなく、『知らない犬と同じ空間にいても大きなストレスを感じないコに育てること』がとても大切なことなのです。

 

 ドッグランなどで犬を放置して、好き勝手をさせても社会化はできません。飼い主が環境や状況を把握して、犬に良い経験をさせて良い学習をさせることが本当のパピートレーニングと言えるのです。

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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