北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

ミニぐるめ情報

ミニぐるめ君が食べて選んだ感動の味口コミ情報をはじめ、 食の特集やレシピまで、知って得する情報が満載です。


Vol.744 粗粉独特の炊きたてご飯のような 甘さが魅力

挽き立て、打ち立て、茹でたての三たてそばを提供する「蕎酎(そばちゅう)」。“もりそば”でいただくと、そばの甘さと風味がストレートに感じられる。

 

手打ちそば 蕎酎(そばちゅう)

道産そば粉を手打ちして、風味豊かなそばを食べさせてくれる店が増えてきた。10条通20丁目に店を構える「手打ちそば 蕎酎(そばちゅう)」もそのひとつだ。そば粉は第三者機関が農作物の生産工程の安全性を確認する「JGAP(ジェイギャップ)認証」を受けたそばの生産農場も営む“北村そば製粉”のものを使う。店には、北村そば製粉が注文を受けてから石臼で挽いた粗粉など3種のそば粉が届けられ、それを素早く打ち上げることで豊かな風味が生まれるのだという。

 

 

 

 

冷たいそばを食べる際、そば通はまず何も付けず、そばだけ「から食い」するのだそうだ。冷たい“もりそば”(650円)を注文した。そば通を気取り、そばだけを食べてみると、炊きたてのご飯のようなホッコリとした甘さを感じる。そばの甘さは繊細で優しく、思わず幸せな気持ちに包まれる。気付くとひともりの半分をから食いしてしまっていた。カツオと昆布のうま味を引き出したつゆは少し辛めで、そばの半分くらいを浸して食べるのが丁度いい。つゆに忍ばせたカツオの風味を殺さぬようワサビはひとつかみしたそばの頭に乗せ、つゆに落とさぬようにそばに付けていただくと、ワサビのツンとした刺激とカツオの風味が一緒に楽しめる。残ったつゆはそば湯で割って最後まで楽しんで欲しい。刻みネギをこれに浮かせていただくとつゆの塩気と相性がよく、ネギの風味も際立つようだ。オープン当初から人気の“玉おろしそば”(900円)もお薦め。

 

そばと小料理のコース(3,000円・5名から)も楽しめるので、ぜひ味わってみて欲しい。

 

手打ちそば蕎酎(そばちゅう)

旭川市10条通20丁目

 

TEL 090-9528-9172
【時間】10:30〜14:00、17:00〜21:00【定休日】日曜日
●12席●P有※お子様連れ歓迎

 


ミニぐるめ君のつぶやき

 

「蕎酎」では、東鷹栖にある300坪ほどの菜園で野菜を作る仲間を募集している。会費は1,000円。収穫した野菜を市内の各施設に寄附することも目的としている。

【ミニぐるめ君ブログ】

http://blogs.yahoo.co.jp/ipponmatu_umare

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


GO TOP