
夕暮れを迎えた旭川市永山の永山新川には、水面を埋め尽くすほどたくさんの野鳥たちが、ぷかぷかと浮かんでいた。北方に帰る途中に北海道に立ち寄った渡り鳥だ。春を迎える、この時期の風物詩。河原には「ピーピー」という鳴き声が響いている。
川を見下ろせる橋の上には、カメラや双眼鏡を構える人や、犬の散歩をしながら「すごい、びっしり」と驚く子どもの姿も。
日本野鳥の会旭川支部の柳田和美支部長によると、永山新川のカモのほとんどがオナガガモで、4万羽以上飛来する。日本で見られるオナガガモの4分の1が永山新川を経由するという。
写真を撮りに来た旭川市在住の田中征夫さんは「渡り鳥たちが集まっているのを見ると春を感じます」と顔をほころばせた。
オナガガモが見られるピークは4月上旬まで。旭川で羽を休めた後、繁殖のためにユーラシアや北アメリカの大陸に向けて飛び立っていく。(熊谷洸太)
【写真説明】永山新川の川面を埋め尽くすように浮かぶ渡り鳥たち(熊谷洸太撮影)
(2026年4月6日掲載)




