北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


<師走点描2022>疫病退散願い*破魔矢準備着々


 年の瀬を迎え、旭川市の北海道護国神社(花咲町1)では、年末年始の参詣客に授与する破魔矢の準備が着々と進んでいる。

 破魔矢は厄除けの御利益があるとされており、毎年12月上旬から作り始める。例年と同じく、長さ80センチほどのかぶら矢のほか、長さ15センチほどのミニ破魔矢など7種類、計2300本を用意する。また、今年は新たに、同神社に毎年営巣するチゴハヤブサを模した陶器製のおみくじを製作。獲物を必ずつかみ取ることから、幸運をつかむおみくじとして頒布する。

 12月19日には厳かな雰囲気が漂う中、巫女(みこ)と神職の3人が来年の干支(えと)である「卯(う)」を描いた絵馬や鈴を破魔矢に取り付けた。権禰宜(ごんねぎ)の鎌田友樹さん(49)は「新型コロナという疫病が鎮まるよう、神様に願いながら心を込めて製作しています。参詣客をお迎えする準備をしっかり整えたい」と話した。(小林健太郎)
   
【写真説明】破魔矢などを準備する、北海道護国神社の神職や巫女ら(西野正史撮影)
(2022年12月21日掲載)
 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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