北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


人形8千体 思い出に感謝*旭川神社で供養祭


 愛着のある人形に感謝を込めて別れを告げる「人形供養祭」が3月3日、旭川神社(旭川市東旭川南1の6)で行われた。19人が参列し、持ち込まれた約8千体の人形やぬいぐるみを真剣な面持ちで見送った。

 2000年から毎年ひな祭りに合わせて実施。今年も大広間の壁や床に人形がびっしりと並べられ、同神社の神職2人がおはらいを行った。芦原高穂宮司(71)が祝詞を読み上げる間、参列者は頭を下げて静かに聞き入った。その後、感謝の祈りを込めて玉串を神前にささげた。

 子どものひな人形と五月人形を持ち込んだという旭川市の西島八重子さん(76)は「成長を見守ってくれた人形にはたくさんの思い出がある。子どもがこれからも健康でいてほしいという祈りも込めて供養しにきた」と思いを話した。  この後、人形を燃やして清める「おたき上げ」なども行われた。 (東桜子)
 
【写真説明】供養祭で神職からおはらいを受ける約8千体の人形
(2024年03月04日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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