北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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旭山動物園わくわく日記

全国的な人気を呼ぶ旭川市旭山動物園の話題やイベント、裏話などを紹介します。 旭山動物園ガイドとしてもお楽しみいただけます。 2020年3月までの記事はこちら


SNSでライブ配信*コロナ禍始動 ファン拡大

 旭川市旭山動物園は、交流サイト(SNS)などで行う「ライブ配信」に力を入れている。坂東元園長や飼育担当者が案内人となり、普段は公開していないバックヤードや、開園中は見られない動物の魅力を国内外に発信。アフターコロナのファン拡大に一役買っている。

 昨年12月末のライブ配信の中で、ホッキョクグマのルル(メス、29歳)がすいすいと泳ぐ姿を配信した。年を重ねて、寝室から出るのを渋るようになっていたルル。年末の休園中にピリカ(メス、18歳)と放飼場を交換すると、ポリタンクをくわえて遊んだり、柱の影でかくれんぼしたりして、いきいきとした動きを見せた。これはルルが若い時、来園者が少ない時間帯にしていた行動で、近年は見ることができなかった姿。視聴者からは「ルルの姿に感動した」「楽しそう」といったコメントがリアルタイムで寄せられた。

 ライブ配信中、坂東園長は「こんなに無邪気に動くのか。これは普段なかなか見られない姿ですね」とつぶやいた。

 同園は2020年5月、新型コロナウイルスの感染拡大で開園が見通せない中、少しでも動物園の「今」を感じてもらおうとライブ配信を始めた。動物園や水族館の情報誌「どうぶつのくに」が主催する有料のライブ配信「KIFU ZOO」にも積極的に参加。視聴料が動物園に寄付される仕組みで、同園の運営費の助けになった。

 最近では、イベントや休園期間に合わせて配信することが多く、札幌市円山動物園や帯広市おびひろ動物園など他園と中継をつなぐこともある。

 坂東園長は「配信を機に動物園を訪れる人も増えてきた。コロナ禍が明けた今、ライブ配信は、足を運ばなくても動物園に関心を持ってもらうためのツールに成長している」と語る。 (渡辺愛梨)
 
【写真説明】ライブ配信をする坂東園長=2023年12月30日(熊谷洸太撮影)
(2024年03月04日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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