北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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北極星

道北各界で活躍する皆さんによるエッセーコーナーです。 2020年3月までの記事はこちら


有村幸盛(旭川・文化団体事務局長)*支えられて10年

 まちなかぶんか小屋(旭川)は、開設されて今年で10年目を迎えました。30人も入るといっぱいになる小さなスペースですが、年々利用者や入場者は増加し、最近は月平均40件、年間約450件のイベントを行い、約7千人の入場者があります。

 これまで継続、発展できたのは、多くの方の物心両面の協力や支援のおかげです。コロナ禍で非常に困った時は、市民からの寄付で高機能換気設備とエアコンを購入し、乗り切ることができました。最近、木材の無償提供の申し入れがあり、床の張り替えを主体としたリニューアル工事中です。

 10年を振り返り改めて感じたことは、ぶんか小屋が恵まれた場所にあることです。買物公園と7条緑道が交差する文化的なロケーションにあり、こども冨貴堂さんやギャラリープルプルさんを中心に醸成されてきた人と人のつながりの広さ、そしてお互いを気にかけ応援しあう、三和・緑道商店会の素晴らしさです。

 イベントのない時間帯も大切にしています。毎日、いろんな人がやってきます。気楽に寄れて、話し相手になってくれたり、活動に参加できる居場所を求める人が増えてきています。どんな街でもコミニュティスペースを増やすことが大事ではないでしょうか。

 最近、運営に参加、協力する若い人たちが増え、将来が楽しみです。一方、財政的な悩みもあります。財政基盤の強化が今後の大きな課題です。

(2023年11月27日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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