北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


旭川市街地 雲海が覆う*大雪山系と競演


 【旭川】日が落ちると冷え込むこの時期、旭川市郊外の嵐山展望台では、条件がそろえば、霧による雲海と市街地の夜景との“競演”を楽しむことができる。

 9月25日午前2時ごろ、嵐山展望台から市街地を見下ろすと、少しずつ霧が漂い始めた。霧は広がったり消えたりを繰り返し、街の明かりを柔らかく包み込んでいく。午前4時ごろには、雲海と夜景越しに大雪山系が姿を現した。雲海が地上をすっかり覆った午前5時半、大雪山系の稜線(りょうせん)から太陽がのぞくと、辺り一面がオレンジ色に染まった。

 旭川地方気象台によると、昼夜の寒暖差が大きい秋は未明から明け方にかけ霧が発生しやすい。周囲が山に囲まれた盆地などでは雲海を見ることもできるという。(諸橋弘平、写真も)
 
【写真説明】旭川市街地の夜景を覆うように広がる雲海。左奥が大雪山系=9月25日午前4時10分、旭川市の嵐山展望台(4秒露光)
(2023年9月29日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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