ななかまど編集部より
スローライフは忙しい件
納期に追われる広告業界に少し疲れ、人間らしい生活を求めて地下水のまち東川に移住し、間もなく20年。春は菜園に種を蒔き、雑草との追いかけっこが始まる。チェンソーで丸太を切り分け、マサカリでひと冬分の薪を作る。その間も伸び続ける庭の雑草を何度も刈り取る。菜園で収穫した食べきれない野菜を加工し保存食を作り続けながら、外壁やウッドデッキの塗り直しを繰り返す。秋に収穫した野菜を菜園に埋め、越冬の準備をしながら畑じまい…。こんな暮らしを誰が「スローライフ」と呼んだのか。スローライフは忙しい。
薪づくりができるのは天気の良い休日だけ。菜園仕事もあるため、春から秋まで通しても薪割りびよりはそう多くはない。
今回のスタッフ/ミニぐるめ君
スローライフ最大の魅力は菜園があること。農薬を使わず野菜を育て、加工品や保存食を作ることで、食生活が驚くほど豊かに変わっていった。
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