北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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モノづくり×モノがたり

旭川と旭川周辺地域からものづくりの魅力を発信!


自由な技法から生まれる唯一無二の染物

工房を立ち上げたのは1989年。F1好きの私には、セナ・プロ全盛期に鈴鹿サーキットへ行った忘れられない年です。「染あとりえ草創」は私と妻の二人で共同主宰していますが、染色の修行過程が異なるので、互いの引き出しには全く違う道具が入っています。それらを自由勝手に取り出して自分の創作に生かしています。皆さんから「何染めですか?」とお尋ねいただきますが、型染・刷毛染・浸染(しんぜん)ぼかし・抜染(ばっせん)・手捺染(てなせん)などの技法を自由に組み合わせているので、一言で説明できないのがつらいところです。作品が使用される場所により、求められる堅牢度も異なるので、それに応じて染料も使い分けています。最近は思ったような生地の入手が困難になっていますが、いいモノを作るために妥協せず素材を選んでいます。

暖簾“青紅葉”

 

暖簾“群泳 赤 2021”

 

シルクロングストールA

 

タペストリー“丘の風景”

 

染あとりえ草創 (そうそう)

旭川市旭岡2丁目12-8
0166-52-9945
●営 10:00~17:00
●休 定休日なし(12月~3月は日曜休業)
Mail :pp@sou-sou.biz
HPはこちら
 

文/大谷 泰久
染あとりえ草創 代表

 

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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