北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


肩に神輿 3年ぶりの感触*上川神社例大祭


 上川神社例大祭は2日目の7月21日、旭川市内の担ぎ手でつくる「神輿(みこし)をあげる会・粋旭(すいきょく)」(大橋淳哉会長)が、神社本宮(神楽岡公園)の境内で「みこし振(ふり)」の奉納を行った。同会がみこしを上げるのは3年ぶりで、おはやしの音色と共に、担ぎ手の威勢の良いかけ声が響いた。

 同会では例年、常磐公園内の同神社頓宮を出発し、買物公園を練り歩くみこし渡御を行っているが、2020年から新型コロナウイルスの影響で中止。今年も市街地での渡御は見送ったが、本宮境内に限定し、みこし振を行った。

 約30人の担ぎ手たちはマスクを着用して「せいや」とかけ声をかけながら、約400キロのみこしを担ぎ上げ、約70メートルの参道を往復。見物客は手拍子で応援した。同会の大橋淳哉会長(40)は「本殿前で担げることはめったになく、特別な年となった。来年は街中での渡御を見てもらいたい」と話した。(山口真理絵)
 
【写真説明】みこしを担いで参道を練り歩く「粋旭」の会員たち(宮永春希撮影)
(2022年7月22日掲載)
 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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