北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


陸上トラック 丸ごと“冬囲い”*巨大屋内練習場 旭川の高校開設

 【旭川】旭川市の住宅街に大蛇の抜け殻―。旭川龍谷高が陸上競技の屋内練習場を新設し、10月28日に竣工(しゅんこう)式が行われた。屋外のトラック(走路)をビニールハウスで覆っており、冬も足元を気にせず練習できる。北海道陸上競技協会によると「(同様の施設は)道内外で聞いたことがない」という。

 練習場は1周330メートル。走路を覆うビニールハウスは高さ3・5メートル、幅5・4メートル。同校が来夏に移転を予定する旭川市東旭川町の旧道立高跡地グラウンドに設置された。工事費は約1500万円。

 施工したのは、主に農業用ビニールハウスを手がけるアグリハウス(旭川)。雪に耐えられるよう、強度の高い鋼材を使い、ビニールも厚めにした。走路には今後、人工芝やゴムマットなどが敷かれる。

 竣工式には、練習で使う陸上部員26人も参加。長距離部門の主将石橋桜さん=3年=は「これまでは雪の上を走っていたが、今年の冬は本格的な練習ができる」と話した。(和泉優大)

 

【写真説明】新設された旭川龍谷高の屋内練習場。トラック全体がビニールハウスで覆われている=10月27日(小型無人機使用、宮永春希撮影)
(2021年10月29日掲載)

 

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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