北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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ふらっとマチ歩き

ななかまど編集部が気になるエリアを歩いて巡る


Vol.1 銀座商店街編

明治時代に誕生した旭川市民の台所「銀座商店街」

 

明治末期、現在の場所にはすでに街が形成されており、東旭川や東川の屯田兵が馬そりで買いだめに来ていたと言われています。1909(明治42)年、現在の銀ビルの場所に小さな芝居小屋「大黒座」ができ、「大黒座」は後に「錦座」、「松竹座」、「銀映座」へと改称されました。「銀座通り商店街」の名称は、「銀映座」の名に由来していると言われています。

 

1918(大正7)年には旭川で最も古い市場として「第一市場」が開設され、旭川市民の台所として長年親しまれてきました。古くから露天商が軒を並べており、1964(昭和39)年8月に「旭川銀座商店街振興組合」が設立されました。最盛期には映画館や大型デパートがオープンし、日用品から家具家電まで何でもそろうショッピングの拠点として大きな役割を果たしてきました。

 

現在は、時代の流れと共に店舗も変化してゆく中、こだわった料理を提供する飲食店や新しい試みをする店舗が徐々に増え、「銀座商店街」に更なる魅力が生まれ始めています。

 

 

旭川銀座商店街振興組合の事務局長さんに聞きました

銀ビルのまわるレストラン伝説

 

 

銀ビル最上階に円柱状のスカイラウンジがあります。現在は使われていませんが、店舗自体が360度ぐるりとまわる回転式レストランとして人気を集めていたのをご存じですか?オープン当初は30分で1回転していましたが、利用者から「回転が速すぎて酔う〜」との声が寄せられ、1時間で1回転に変更したそうです。回転式レストランで食事をすると、トイレや出口がどの方向だったか分からなくなったというエピソードもあったようですよ。

 

2017(平成29)年には、旭川商業高校の学生が「銀ビルのまわるレストランを復活させよう!」という取り組みを行い、大きな話題にもなりました。

 

6/21(月)OPEN!

銀座商店街のニューフェイス

銀座サウナ

 

 
ふらっと歩いていると、ステキなお店を発見…ん?!サウナ??興味を引かれ中へ。「いらっしゃいませ!」元気な声で迎えていただきました。曜日で男性・女性専用に入れ替わる本格的なサウナで、6月下旬にできたばかり。店主の田中さんにお話を伺うと、大好きだった近所の銭湯「八条プレジャー」さんが閉店してしまうと聞き、寂しい&自分で何かできないかと、昨年6月にサウナ好きの有志とサウナを盛り上げるチーム「アサヒサウナ」を立ち上げたそうです。仲間とのイベント等を通じ、様々な方の協力もあって待望の実店舗「銀座サウナ」がオープンしました。

 

サウナだけでなく、誰でも気軽に楽しめるよう美味しいおでんや、特製プリン、ドリンクなどもあります。テイクアウトも可能なので、ぜひふらっと立ち寄ってみてくださいね。


●営 12:00〜21:00(20:00L.O.) ●休 不定休 ●サウナ[男性]月・火・木・金・土・隔週日曜日[女性]水・隔週日曜日

 

8/5(木)〜8/11(水)

夏の風物詩♪

第24回銀座15丁目七夕祭り

昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止でしたが、今年は開催を予定しています。詳細は未定ですが、キッチンカーを集めた食のイベントなどを検討しています。

 

制作協力

旭川銀座商店街振興組合事務局
旭川市3条通15丁目左1号
0166-23-1210

 

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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