北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


でんすけ丸々 初競り60万円*旭川*ギフト用伸び(6/14)

 【旭川】上川管内当麻町特産の高級スイカ「でんすけすいか」の初競りが6月14日、旭川市の丸果旭川青果卸売市場で行われ、黒く、つややかな4L玉(約9キロ)に1玉60万円の値がついた。昨年の最高値は新型コロナウイルスの影響で22万円と落ち込んだが、ギフト用が伸びを見せたことから回復したとみられる。過去最高は2019年の75万円。

 同市場で競りにかけられたのは、同町内の4戸が生産した136玉。今年は4月下旬から5月上旬に天候不順が続いたが、気温に応じてハウス内の温度を調節するなどしたことで、甘みが強く、シャリシャリとした食感に仕上がった。

 60万円のスイカは道北アークス(旭川)が仲卸を通じて競り落とした。同社青果担当の岡和孝さん(47)は「昨年はコロナで会えない家族に向けて送るなど、ギフト商品としてよく売れた。今年の仕上がりも良く、これからの出来にも期待したい」と話した。

 当麻農協は8月中旬までに約5万2千玉を出荷予定で、売り上げ1億5千万円を目指す。

 14日は札幌みらい中央青果でも初競りが行われ、最高値は4L玉で1玉50万円だった。(佐藤愛未)

 

【写真説明】初競りで60万円の値がついた当麻町特産のでんすけすいか=6月14日午前6時55分、丸果旭川青果卸売市場(諸橋弘平撮影)

(2021年6月14日掲載)
 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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