北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


ワクチン用冷凍庫到着*旭川2病院に*2万人分の保管可(2/19)

 
 新型コロナウイルスのワクチンを保管する超低温冷凍庫2台が2月18日、旭川市に到着し、旭川赤十字病院と市立旭川病院にそれぞれ設置された。零下75度での保管が必要な米製薬大手ファイザー社製に対応し、1台で約1万人分のワクチンが保管可能。接種が始まったら両病院から市内各地の接種会場に順次配送される。
 冷凍庫は幅55センチ、奥行き70センチ、高さ95センチほど。ワクチンの瓶が195本入った箱を最大20箱収納できる。市保健所によると、1瓶でワクチンを5回打てる注射器を使った場合、冷凍庫1台で1万9500回分(9750人分)を接種できる。接種は3月中旬に医療従事者から始まる見込み。
 旭川赤十字病院では18日朝、札幌市内の倉庫からトラックで運び込まれ、院内に設置された。薬剤部が24時間体制で管理し、停電時も非常用電源で稼働するという。管理を担当する薬剤部の田村研太郎係長(38)は「市民が安全に接種できるよう温度管理を徹底したい」と話した。
 冷凍庫は国が各自治体に最低1台配備し、人口規模に応じて増やす。旭川市は6月までに全部で20台が到着予定。上川管内では富良野市や士別市が2台、小規模な町村は1台設置される見通し。
(小林史明)

(2021年2月19日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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