北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


大雪山系・松仙園*短い秋の楽園(9/28)


 
 【上川】上川管内上川町の愛山渓温泉の登山口から、森の中の登山道を時折ぬかるみに足を取られながら1時間半ほど歩くと、ぱっと空が広がり、湿原が黄金色に輝く光景が広がった。
 大雪山系の景勝地「松仙(しょうせん)園」で、大小の沼を包む草が色づく「草紅葉(くさもみじ)」が見ごろを迎えた。松仙園へ至る登山道は今夏、14年ぶりに再整備され、登山客が短い秋を楽しんでいる。厳しい環境で成長を妨げられた背の低いアカエゾマツも点在し、独特の景色が広がる。
 湿原の上空に飛行させた小型無人機(ドローン)のカメラを通すと、木道からは見られない大きさも形もさまざまな沼が、空を映す様子を見ることができた。
 旭川から訪れたという60代の女性は「まさに天空の楽園という感じですね」と、空を仰いで深呼吸した。
 松仙園への登山道は登り一方通行。今季の利用は9月30日まで。(小川正成)
                   
【写真説明】大小の沼が空を映す松仙園の二ノ沼付近=24日午前(小型無人機使用、宮永春希撮影)
 
(2020年9月28日撮影)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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