北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


カズノコ うま味ギュッと*留萌で天日干し(7/7掲載)

 

 
 【留萌】カズノコ生産全国トップの留萌市で、カズノコのうま味を凝縮させる天日干し作業が始まった。水分が適度に抜けたカズノコは最高級の「干しカズノコ」として冬に関東方面などに出荷される。
 道内最大手の井原水産(留萌)は今夏、留萌管内でとれたニシンのカズノコ約700キロを用意し、青空が広がった7月6日から天日干しを始めた。
 従業員らがカズノコを台の上に一つ一つ丁寧に並べ、反らないようひっくり返したり、ピンセットで不純物を取り除いたりする作業を繰り返す。薄黄色のカズノコを天日干しするとおおむね1週間ほどで重さは4分の1ほどになり、べっ甲色に変わる。
 干しカズノコは11月ごろから主に関東方面に出荷され、例年だと1キロ約8万円で取引される。同社は「コロナ禍で正月需要が減らないといい」と願っている。(高橋浩志)

 

【写真説明】夏の日差しを受ける干しカズノコ。うま味が凝縮されていく(宮永春希撮影)

(2020年7月7日掲載)

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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