北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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ミニぐるめ情報

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Vol.809 とうまのパン屋さんKawasaKi(かわさき)

軟らかなパンが多い「KawasaKi」だが、かみ応えのある生地が格別においしい新作“ピロシキ”。あんを一つにまとめるデミグラスソースはオーナー手作り。


隅々まで手作りした、オーナーお薦めの新作パン

ピロシキ

 

地域に愛され続ける「KawasaKi(かわさき)」が当麻町にオープンして13年目を迎えた。生イーストとドライイーストを使い分け、道産小麦を使った子どもでも食べやすい軟らかなパンを焼き上げる、当麻で人気のパン屋だ。地元の農産物を使い、当麻の魅力を詰め込むこだわりも深い。

そんな同店に今年の夏、魅力的な新商品が登場した。表面にサクサクのパン粉が散りばめられた“ピロシキ(220円)”だ。発祥地のロシアやウクライナでは具材がひき肉や魚、ゆで卵、チーズなどと種類はさまざまだが、同店は当麻町産の豚肉やシイタケを中心に、道産タマネギやマッシュルーム、ニンニク、ショウガなど野菜やキノコ類を豊富に使い、自家製のデミグラスソースで味を一つにまとめたオリジナルあん。複数の素材から引き出された甘味とソースの味わいが融合し、深みのあるおいしさを生み出している。歯触りがある生地も、小麦の風味が生きた見事な焼き上がり。「KawasaKi」のパンで、これが1番おいしく感じるのは筆者だけではないはずだ。

整腸効果が期待できるという食物繊維を生地に練り込んだその名も“食物繊維入れちゃった食パン(756円)”も新作。この他、香ばしく焼き上げてタマネギの甘さを引き出した“玉ねぎパン(799円)”や、クーベルチュールチョコを散りばめた“チョコチップメロンパン(151円)”など人気メニューは多彩。

硬めに焼き上げた天然酵母パンが評価されがちだが、食べやすい軟らかなパンも注目していきたいと思う。

新作“食物繊維入れちゃったパン”

 

人気メニューはどれも個性的

 

とうまのパン屋さん KawasaKi(かわさき)

上川郡当麻町3条西3丁目1-27

TEL(0166)84-2902
【時間】10:00〜18:00
【定休日】日・月曜日、祝日
●P有

 


ミニぐるめ君のつぶやき

ご夫婦でパンを焼く「Kawasaki」。店を始めたのは、奥様が趣味で焼いたパンが近所で評判になったことがきっかけだった。ご主人は旭川、奥様は札幌のホテルなどでそれぞれパンやスイーツの修業を重ねたプロである。

【ミニぐるめ君ブログ】

https://ameblo.jp/ipponmatu-umare

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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