北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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サラリーマンのつぶやき

サラリーマンが、ぼそっとつぶやきます。


サラリーマンのつぶやき 38言目

4月から『働き方』を変えます。
働き方改革関連法が施行されるためですが、適正な労働時間、公正な労働条件など、色々な内容が含まれているこの法律。私たちの心身の健康を保つために意義はあると思っています。
振り返れば、私も20~30代のころ、残業時間の長さ、休日出勤数、有給休暇の未消化日数などを同僚らと自慢しあったものです。長時間労働は、自分がどれだけ会社へ貢献しているかを示す物指しで、会社に出世を主張する材料として当時のサラリーマンはみんな奮闘していました。休日出勤とほぼ毎日の残業は、若くても体力的にきつかったのを思い出します。
当時は上司が朝礼で『若いうちは血を吐くほど働け』との号令が飛ぶのが普通だと疑いませんでした。毎日足で稼ぎ、人に会い、名刺を配る。それによって培ったスキルや人脈は今の仕事に役立っているのも事実です。また、上司からの「給料は苦しんで仕事をした、その対価分を会社が払うんだよ」というセリフが毎回セット。今なら即アウト・・・。
仕事でも実績を上げ、自分の私生活も充実させていく。これが理想ですが、最初から楽しくて、ストレスのない仕事なんて、ほぼないはずです。若い時期はこれからも、経験値を積むために、仕事に重点を置くことは変わらないのではないでしょうか。
考え方は個人によって違いますから、重点の場所、つまりバランスは人それぞれです。個々のバランスを保つには、職場でのコミュニケーションが不可欠だと考えています。
人生において、受験も恋愛も含めて苦しみがあるから、うれしさや楽しさがある。働き方、いや生き方が昭和世代の典型ですね。子供から「小学生のころまでパパは家にいなかったよね・・・」この言葉はさすがに心に刺さりましたから、4月からは変わります。

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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