北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


新チーム ファンに披露*強化試合*7カ月ぶりの声援(9/22掲載)

 バレーボールV2男子のヴォレアス北海道(旭川)の強化試合が9月21日、2日間の日程で始まった。ファンを前に選手がプレーするのは、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が2月に中断して以来、7カ月ぶり。会場の道北アークス大雪アリーナには、待ち望んだ約300人が詰め掛け、選手の躍動する姿に胸を躍らせた。
 10月に開幕する2020―21シーズンを前に、新チームをファンに披露しようと企画。会場では入場の際に全身消毒が行われ、試合中も声を出しての応援が禁止されるなど、感染症対策を取っての実施となった。
 対戦相手は強豪クラブチームの岡崎建設アウルズ(岩手県)で、5セットを戦った。ヴォレアスは全選手16人中、13人が出場し、サーブや戦術を実戦で確認。古田史郎主将がスパイクを決めると、会場からは大きな拍手が上がった。
 8月に入団し、ビーチバレーでも活躍する元日本代表の越川優選手は「開幕が楽しみ。ジャンプの感覚は砂と違うが試合の中で取り戻したい」と意気込んだ。
 チームの設立当初から応援する旭川市の会社員河村光広さん(59)は「V1との入れ替え戦が中止となって残念だったが、久しぶりに選手の姿を見られてよかった。悲願の昇格に向け新チームに期待したい」と感慨深そうに話した。(土門寛治)
【写真説明】7カ月ぶりに観客を前に実施されたヴォレアス北海道の強化試合(西野正史撮影)
 
(2020年9月22日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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