北極星
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佐藤隆政(東川・不動産会社経営)*異端児
私は農家の長男として周りの期待に押され、農業高校に入学することになりましたが、農業には全く興味がありませんでした。当時はろくに農作業の機械もなく、腕力勝負の手伝いを通して、大人以上の力持ちになっていました。
身体も柔らかく、体操かレスリングでオリンピックに出たかったので、当時私立だった旭川南高に行くと言いましたら、父に「いつまで親に迷惑をかけるんだ」と一喝され、断念せざるを得ませんでした。
子どものころから先生泣かせの存在でした。父が50ccのオートバイを買うと、すぐに乗り回していました。高校3年の時には教習所にも行かず、誕生日を待っていきなり免許センターで車の試験を受け、一発で合格しました。
その様な少年期を過ごした私は自信過剰で、パワーに満ちあふれていました。
その後は、自分を知る周りの人たちがあっと驚く金融機関に入りました。そのころ、経営側が夜間営業をする方針を示したことに対し、労組が反対を断念したところでした。
入行したばかりでしたが、私は夜間営業にメリットが無く、デメリットが多い事を列挙し、組合員の多くの賛同を得て、執行部に対し勝利を勝ちとりました。
若い時の「馬鹿(ばか)さ」の思い出ですが、「異端児」であることを恐れない勇気のあらわれだったとも自負しています。
(2025年09月01日掲載)
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