北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


アイヌ古式舞踊披露*旭川・有志らフェス


 
 カムイコタンフェスティバルが9月23日、アイヌ民族の聖地として知られる神居古潭(旭川市神居町)の旧神居古潭駅周辺で開かれた。快晴の下、大勢の家族連れや観光客がアイヌ民族の古式舞踊などを楽しんだ。

 同地で約60年続いた催しが途絶えることを危惧したアイヌ民族の有志が川村カ子トアイヌ記念館と連携し、初開催した。

 儀式「カムイノミ」では同館の川村晴道館長が祭司を務め、アイヌ民族ら約20人と一緒に神々への祈りをささげた。その後、輪踊りやエムシリムセ(剣の舞)などを披露し、聴衆は手拍子を取りながら見入っていた。会場にはカレーや地元のリンゴを使ったスイーツなどの販売もあり、祭りムードを盛り上げた。

 旭川市から訪れた桜井孝一さん(85)はカメラを手に古式舞踊の様子などを撮影。「アイヌの文化を身近に感じられた。今後も長く続けてほしい」と笑顔で話した。(伊勢裕太)


【写真説明】アイヌ民族の古式舞踊などを楽しんだカムイコタンフェスティバル(諸橋弘平撮影)
(2023年9月24日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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