今週の一枚
春告げる毛ガニ漁*枝幸*18トン初水揚げ
【枝幸】オホーツク沿岸に春を告げる毛ガニかご漁が始まり、国内トップクラスの漁獲量で知られる宗谷管内枝幸町では3月17日、初水揚げが行われた。枝幸漁協所属の18隻が出漁し、枝幸、山臼、音標の3港で計17・9トンを水揚げした。
解禁日の15日にかごを入れたが、16日はしけで漁に出られなかったため、この日にかごを引き揚げた。同漁協所属の幸喜丸で出漁した工藤幸男さん(50)は「大きいカニが多い」と手応えを語った。
1キロ当たりの浜値は、甲羅の長さが9センチ以上の「大・中」が3610~4088円、8センチ台の「小」は3189~3720円で、昨年より安め傾向だという。
資源調査を基に決められた宗谷管内の今年の許容漁獲量は850トン(前年比100トン減)。このうち枝幸漁協は管内最多の339トン(同40トン減)となっている。(佐々木克昌)
【写真説明】枝幸港で初水揚げされた毛ガニ=3月17日午前8時(宮永春希撮影)
(2023年3月18日掲載)
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