北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


第64回旭川冬まつり開催*雪像・飲食にぎわう*氷彫刻世界大会も開かれた

 2月7日に開幕、12日まで開かれた第64回旭川冬まつり(実行委主催)では、主会場の石狩川旭橋河畔会場の雪像や飲食ブースが好評で、外国人観光客や家族連れらが好天の下、祭りを楽しんだ。中心部の旭川平和通買物公園では道内外の氷彫刻家らによる「氷彫刻世界大会」(日本氷彫刻会、北海道新聞旭川支社などの実行委主催)も開かれた。(鳥潟かれん)

 オープニングセレモニーは7日正午に始まり、今津寛介旭川市長のほか姉妹都市の水原市(韓国)、南さつま市(鹿児島県)の両市長が出席し、あいさつした。その後、幼稚園児たちがバルーンを飛ばし、陸上自衛隊第2音楽隊(旭川)の演奏でヒット曲「パプリカ」を踊りながら歌った。

 キッチンカーの集まる「冬めしフェス」では、もつ煮込みやイチゴあめなどが人気を集めた。ラーメンやそばを売る特設ブースも設けられ、飲食エリアには新型コロナウイルスの感染対策として消毒液や仕切り板が用意された。

 香港出身の銀行員、楊凱愉さん(25)は、旭川でも撮影された米動画配信大手ネットフリックスのドラマ「First Love 初恋」のロケ地を見ようと、初めて旭川を訪れ「雪像が本当にすごい」とうれしそうに話した。まつりに10年ぶりに訪れたという旭川市の主婦(63)は「常磐公園の雪像がないのは寂しいけれど懐かしい。子どもを連れて来ていたころを思い出します」と話した。

 氷彫刻世界大会には道内外から26人が参加。製作は7日夜から9日朝にかけて行われ、参加者が氷柱を電動のこぎりで切り出したり、メジャーで長さを測ったりした。

 羽ばたく白鳥をモチーフに選んだ滝川市の調理師、山本剛史さん(39)は「参加は10年ぶり。時間内に作り込められるようしっかり仕上げたい」と張り切っていた。冬まつり最終日の12日まで展示され、夜間はライトアップされた。
 
【写真説明】石狩川旭橋河畔会場で行われたオープニングセレモニー(西野正史撮影)
(2023年2月8日掲載)
 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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