北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


20歳の門出 将来へ決意新た*旭川で式典*1898人参加 友人と再会に笑顔


 「成人の日」前日の1月8日、上川管内23市町村のうち19市町で成人式が開かれた。旭川市の「20歳を祝うつどい」(実行委など主催)は旭川市民文化会館で行われ、1898人が参加。新成人たちは晴れ着姿で友人との再会を喜び、人生の門出を祝った。(小林史明)

 開式あいさつで、実行委員長で市職員の福久(ふくひさ)蓮さん(19)は「挑戦する姿勢を忘れず、めまぐるしく変化する社会で自分らしい人生を目指していきたい」と決意を語った。今津寛介市長も「皆さんは旭川の希望の光。ますますのご活躍を」とエールを送った。

 終了後は互いに記念撮影し、思い出や今後の目標も語り合った。札幌学院大2年の丸田浩暉(こうき)さん(19)は「将来はカウンセラーになり、虐待を受けた子どもの力になりたい」と話した。

 自衛官の木村夏奈美(かなみ)さん(20)と介護士の熊谷彩華さん(20)は、一昨年に病気で亡くなった友人の遺影を持って出席。高校の同級生だったといい、2人は「明るくて意志が強い子だった。友達の分も元気に生きたい」と声をそろえた。

 市によると、2022年度に20歳になる人は2483人(男性1229人、女性1254人)。

 上川管内では既に、音威子府、中川、占冠、下川の4町村が式典を開催した。
 
【写真説明】色鮮やかな振り袖姿で友人との再会を喜ぶ新成人たち=1月8日、旭川市民文化会館(西野正史撮影)
(2023年1月9日掲載)
 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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