北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


ジャガイモ 今年は大きめ*美瑛の農場で収穫ピーク

 【美瑛】上川管内最大のジャガイモ生産量を誇る町内で、収穫がピークを迎えている。昨年は干ばつの影響で不作だったが、今年は雨は多かったものの実が大きく育った。収穫は10月上旬まで続く。

 美瑛町農協によると、町内では140戸が約760ヘクタールで作付けし、収量は2万7800トンを見込む。7割がポテトチップスや冷凍食品などの加工用で、スーパーで買える生食用も旭川や関東に出荷している。

 町内北瑛の浦島農場では9月22日、トラクターにけん引された収穫機でカルビーのポテトチップス向け品種「スノーデン」を掘り起こし、選別してからコンテナに収容した。同農場の組合長で、農協馬鈴薯(ばれいしょ)生産部会長でもある浦島貴之さん(48)は「今年は実が肥大して出来が良い。全国の皆さんにおいしいポテチを食べてほしい」と話した。

 農林水産省北海道農政事務所によると、2020年の管内のジャガイモ収穫量は8万3700トン。このうち、美瑛町は3割を占める2万9300トンだった。(小林史明)
 
【写真説明】大雪山系を見渡せる丘陵地の畑で収穫が進むジャガイモ(西野正史撮影)
(2022年9月23日掲載)
 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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