今週の一枚
初の共通テスト 管内1500人*マスク、消毒、換気徹底(1/17)
大学入試センター試験に代わる初めての大学入学共通テストが始まった1月16日、上川管内では道教大旭川校と旭川医大、名寄市立大の3会場で、約1500人が志望校を目指し試験に臨んだ。天候や交通機関の大きな乱れはなく、おおむね試験トラブルもなかった。
大学共通テストは、これまでの「知識・技能」に加え、思考力や判断力に重きを置き、出題の形式や内容が新しくなった。
各会場では新型コロナウイルス感染予防として、教室の入り口前などに消毒液を設置。休憩時間に窓を開けて換気したり、試験終了後の密集を避けるため退出時間を分散するなどの対策を徹底した。
入場開始の午前8時すぎ、道教大旭川校ではマスク姿の受験生が緊張した表情で続々と会場に到着した。玄関前には各高校の教員らが集まり、「落ち着いていってらっしゃい」「頑張れよ」と激励した。
初日は「地理歴史・公民」「国語」「外国語」の順に行われ、午後6時10分、最後の「英語のリスニング」で終了。道教大旭川校で受験した教員志望の旭川北高3年山本理加さん(18)は「緊張したけれど、やりきった」とほっとした表情。北大が第1志望という旭川西高3年の川崎良さん(18)は「(今回から配点が上がった)英語のリスニングに神経を使った」。北大志望の旭川東高3年の影本まやさん(18)は「あすは苦手な化学があるので頑張りたい」と気を引き締めた。
最終日の17日は「理科」と「数学」が行われる。(佐藤愛未、前田健太)
【写真説明】問題冊子が配られ、大学入学共通テストの試験開始を待つ受験生=道教大旭川校(打田達也撮影)
(2021年1月17日掲載)
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