北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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今週の一枚


コロナ収束願い花火*旭山動物園(8/11掲載)

 昼間より活発に動き回る動物を観察できる旭川市旭山動物園の「夜の動物園」が8月10日、始まった。初日はサプライズで花火225発が夜空を彩り、来園者は一夏の思い出を心に刻んだ。
 同園は16日までの間、午後5時15分までの開園時間を同9時まで延長。日中寝ていることが多いレッサーパンダは、展示場のつり橋を勢いよく駆け抜け、もうじゅう館ではユキヒョウの親子が追いかけっこをしており、待ち構えた来園者もカメラで追うのが大変そうだった。新型コロナウイルスの感染防止のため、恒例の飼育員のガイドを中止し、代わりに動画投稿サイト「ユーチューブ」の旭山動物園公式チャンネルから、毎日午後7時と同8時の2回、動物の生態を解説する生中継配信をする。
 花火は同園と北海道新聞旭川支社の主催。コロナの収束が見通せない中、市民の健康と幸せを願い、午後8時半から5分間「動物園通り産業団地」で打ち上げられた。さる山では驚いたニホンザルが跳ねたり、鳴いたりし、旭医大4年の水谷有里(ゆり)さんは「感染予防で千葉県の実家に帰省しないが、旭川できれいな花火を見て夏を満喫できた」とうれしそうだった。(若林彩)
 
【写真説明】市民の健康と幸せを願い、打ち上げられた色鮮やかな花火(宮永春希撮影)
(2020年8月11日掲載)

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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