北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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ミニぐるめ情報

ミニぐるめ君が食べて選んだ感動の味口コミ情報をはじめ、 食の特集やレシピまで、知って得する情報が満載です。


Vol.786 CASA el niño(カサ・エルニーニョ)

オマールエビとトマトなどの野菜から引き出したうま味を米の中に閉じ込めた“シーフードミックスのパエリア”。味付けはシンプルに海塩だけだが十分にうまい。


魚介のうま味をまとった米がメインディッシュ
シーフードミックスのパエリア

 

今年でオープン11年目を迎えた、スペイン料理専門店「CASA el niño(カサ・エルニーニョ)」。料理を担当するのは大阪の名店「ハモン・ハモン」で修業し、スペインを代表する美食の街サンセバスチャンに何度も足を運び本物の味を学んだ経験を持つ佐藤学オーナーシェフ。シェフの作るスペイン料理は道内在住のスペイン人が絶賛するほど完成度が高く、どのメニューも期待を裏切らない感動的なおいしさがあふれている。

お薦めは“シーフードミックスのパエリア(ディナー1,950円)”。ムール貝やアサリ、タコ、エビなどの魚介が踊るように散りばめられている。火入れが絶妙な魚介それぞれの味わいはもちろん素晴らしいのだが、オマールエビや野菜を煮込んだブイヨンをまとった米がメインデッシュといえるほど味わい深いのだ。スペイン料理はなじみがないという人は少なくないと思うが、だしのうま味が分かる日本人にはむしろお薦めの料理だと思う。ランチはスープとタパス(小皿料理)が付いて1,620円。オープン当初からの一番人気はうま味に深みのある“イカ墨のパエリア(ディナー1,800円・ランチ1,620円)”。

 

手作りされたスイーツも極上

スイーツも充実している。“バスク風焦がしチーズケーキ(1カット500円)”は、濃厚なミルクの風味が味わえる逸品。ホットチョコレートとクリームが選べる揚げ菓子“チュロス(ディナー500円・ランチ350円)”はそのまま食べても極上の味わい。

毎月1度、土曜日の夜8時すぎにフラメンコのライブも開催されるので、料理とともにスペインを満喫してほしい。

 

 

古民家をリノベした味わいある店内

 

CASA el niño(カサ・エルニーニョ)

旭川市豊岡11条5-4-21

TEL(0166)39-1112
【時間】11:30〜15:00・18:00〜23:00(祝日22:00)
【定休日】日曜日
●子どもがいるとき禁煙●25席 ●P9台

 


ミニぐるめ君のつぶやき

美食の街といわれるサンセバスチャン。観光資源が少なく、料理人がレシピを開示し合い、レストランの質を上げることで美食を観光資源にした。そんな街から学んだ「カサ・エルニーニョ」の料理は期待を超えるおいしさがある。

【ミニぐるめ君ブログ】

http://blogs.yahoo.co.jp/ipponmatu_umare

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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