北海道新聞 旭川支社 + ななかまど

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ミニぐるめ情報

ミニぐるめ君が食べて選んだ感動の味口コミ情報をはじめ、 食の特集やレシピまで、知って得する情報が満載です。


Vol.785 幌加内そば雪月花(せつげっか)旭川四条店

厳選した幌加内町産のソバの実を幌加内の本店で石臼ひきし、手打ちされたものがスタッフと本店の連携により毎日届けられている。写真は“天ぷらそば”。


幌加内から毎日届く打ちたてそば
天ぷらそば

 

昨年10月、飲食店が建ち並ぶ旭川市豊岡のストリートに、手打ちそばの店がオープンした。
そばどころ幌加内で人気のそば屋「雪月花(せつげっか)」の姉妹店だ。厳選した幌加内産のソバを毎日石臼で「ひきたて、打ちたて、ゆでたて」の「三たて」で、そば粉八割、小麦粉二割の二八そばを提供している。

お薦めは冷たい“天ぷらそば(1,500円)”。
細めに手切りされたそばをまずは何もつけないでいただく。
細さとは対照的にコシが強く、ほんのりとしたそばの香りと上品な甘さが広がってゆく。のどごしも格別。「これが手打ちそばだ」と言わんばかりのおいしさだ。
つゆはカツオと昆布の合わせダシで、少し辛めの江戸そばタイプ。そばの半分くらいをつゆにつけるのがちょうどいい。
カラリと揚がった天ぷらは、ブリッとした歯触りを残すエビなど火入れが見事。さらに甘さを抑えたつゆが素材の風味を際立たせている。

 

かき揚げが香ばしい“かき揚げそば”

キツネ色に揚がったサクサクのかき揚げが添えられた“かき揚げそば(850円)”はぶっかけタイプ。
かき揚げの香ばしさがそばのおいしさを後押ししてくれる。

まだ若い中村武文店長は現在そば打ち修行中。
幌加内の本店を切り盛りするオーナーの曽根和行氏が朝打ちたてのそばを旭川四条通店スタッフと本店が連携しながら提供している。オーナーはそば屋を始めるための下積みとして5年間ソバ栽培を体験するほど勉強熱心で努力家。
オーナーから学んだ店長手打ちのそばが食べられる日も楽しみにしたいと思う。

 

 

アーケードの奥に入口と駐車場がある

 

幌加内そば 雪月花(せつげっか) 旭川四条通店

旭川市豊岡5条2丁目1-3

TEL(0166)73-6232
【時間】11:00〜15:00・18:00〜22:00(LO21:30)
【定休日】木曜日
●昼禁煙●20席●P有

 


ミニぐるめ君のつぶやき

諸説あるが、もりそばとざるそばは本来つゆが違うそうだ。それを識別するためにのりが載せられるようになった。しかしこののり、繊細なそばの風味を消してしまうということで、「雪月花」では昔ながらののりなしで提供している。

【ミニぐるめ君ブログ】

http://blogs.yahoo.co.jp/ipponmatu_umare

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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